隣のおばちゃんとカリフォルニアの電力危機

たつや学長こと、宮本竜弥です。

 

【隣のおばちゃんとカリフォルニアの電力危機】

最初に住んだアパートは、サンフランシスコから30kmほど離れた低所得者の地域。

隣の家との境は金網で、

停まっている車は、まあまあ錆びてて、フロントガラスのないものもあった。

 

隣人は、

レーガン元大統領夫人のナンシーさんに似ていて、ちょうど母親くらいの年齢だった。

拙い英語だったので、どこまで聞き取れたかは自信がないけど、

彼女が話してくれたご家族については、おおよそ次のような感じだったと思う。

 

ご主人は亡くなっていて、

息子さんは服役中で、

娘さんは遠い州に住んでいる。

 

彼女は本当に親切にしてくれた。僕のことを息子と重ね合わせていたのかも知れない。

 

彼女は、わざわざ僕のために

 

電気・ガス会社(PG&E)

 

に電話をしてくれた。

 

そもそも、アメリカの電気やガスをどこに電話してどうやったらいいかも分かってなかったので、本当に助かった。

 

しかも、電話口の担当者に、

 

「彼はまだアメリカに来て間がないから、ゆっくりと丁寧に説明してあげてね。」

 

と頼んでくれていた。

 

そのPG&Eだけど、

1990年代後半、厳しい経営環境に晒された。

 

1)環境負荷の少ない電力を割高で購入する義務、

2)2000年の天然ガス価格の上昇や猛暑などにより、電力卸売価格が上昇
(PG&Eはエンロンなどの卸売業者から電力を購入)

3)規制で上昇分を消費者に転嫁できず逆ざやに

4)エンロンが売り渋り

 

このようなことが重なって、2001年4月PG&Eが破綻。

 

事業は州が継承し、やれやれとなったが、

近年の大規模山火事の巨額の賠償金訴訟により、再び連邦倒産法第11章を申請した。

 

一難去ってまた一難。

 

たまに彼女を思い出し、幸せな人生を送ってくれていることを祈っている。

 

では今日もハッピーホルモン大放出!

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