たつや学長こと宮本竜弥です。
【お釈迦様、厳しくない?】
芥川龍之介の蜘蛛の糸。
強盗殺人犯の男と釈迦が登場する。
ある日、極楽の蓮池を散歩していた釈迦は、
池の水を通して、地獄で苦しむ亡者の姿を見た。
その中に一人の男がいた。生前は悪事の限りを尽くした。
しかし、釈迦は男のたった一つの善行(蜘蛛の命を助けた)を思い出し、蜘蛛の糸を垂らした。
男は、助かろうと糸を上っていった。
途中で、他の罪人たちが糸を上ってくるのに気づき、
「これは俺のものだ」
と叫んだとき、糸は音を立てて切れてしまう。
釈迦は悲しそうな顔をすると、再び極楽をぶらぶらと歩いていった。
。。。と言う話。
えー!お釈迦様、ちょっと冷たい!って思わない?
仏教では「縁」を大事にする。
だから、いくら釈迦でも、縁がなければ助けられないのだ。
男との縁は「蜘蛛の命を助けた善行」
ところが、
男の叫び(他人はどうでもいいという感情)によって、縁が切れた。
仏教では「自分さえよければ」という姿勢を嫌う。
Win-Winが大事ってことかな。
では今日もハッピーホルモン大放出!