たつや学長こと、宮本竜弥です。
【ガナバナンス強化のキッカケは?】
1985年「エンロン」は誕生した。
CEOは、ケネス・レイ。
ビジネス界の寵児と言われ、
1996年から6年連続で、フォーチュン誌「アメリカで最も革新的な企業」と評された。
経済界、専門家、マスコミは、誰も彼も大絶賛だった。
1999年設置した「エンロン・オンライン」では
電力、ガス・石油に加え
石炭、アルミニウム、プラスチック
信用リスク、天候、排出権など、あらゆる商品を
「自分で創ったマーケット」
で取引できるようにし、自身が売り手・買い手となった。
ここまで読んで、「ん?」と思った人。
すばらしー!
これって自作自演のシステムだよね。
でも当時僕は、
「信用リスクや排出権まで!?これは革命だ!」
とHBS(ハーバードビジネスレビュー)の記事を読んで思った💧
そのとき裏では、密かに巧妙な粉飾が行われていた。
結局、
2001年末に破綻。負債総額は400億ドル超。
ビジネス界には大激震が走った。
アーサーアンダーセン
ワールドコム
と言った大企業(優良企業)が実質倒産した。
このことから、
財務報告の適時性や適切性を担保する法律、サーベインズオックスリー法(通称、SOX法)が世界に広まった。
当時、ガバナンスや内部統制関連の本を4、5冊(いずれも共著あるいは共訳)ほど上梓させていただいたのを思い出す。
では今日もハッピーホルモン大放出!