人はなぜ感動するのでしょうか?

感動するのでしょうか? 今日はそんなことを考えたいと思います。   先日、NHKの「プロフェッショナル」という番組を観ていたら、マツダのエンジン開発部長の話を紹介していました。     エンジン開発部長の人見さん  

人見さんが部長になったのは長らく不況の真ただ中。
最初の仕事はいきなり
リストラ
でした。
エンジンの開発でなく、永年苦楽を共にした社員に最後通牒を渡すのは、どん
な気持ちでしょうか。察するにあまりありますね。
本当は、
1.5リッターで3.0リッターエンジンと同じ性能、燃費はそれより少ないものを
開発してやる!
と密かに実現に向けたプランを練っていたのに。。。
当時、トヨタやホンダでは、ハイブリッドエンジンの開発に多額の投資をして
いましたが、マツダにはその資力はありませんでした。
人見さんは、どれだけ歯噛みしたことでしょう。
「俺はなにをしているのか。。。」
心が折れそうになったときでも、
人見さんは決して諦めませんでした。
思い悩んだ末、人見さんはこう思い至ったのです。
「開発コストはないのであれば。。。」
「新規開発コストの掛からない、既存エンジンを追求しよう!」
と考えたのです。
しかし、
当時の自動車業界の常識では、
燃費向上は既に限界を迎えている。。。
乾いた雑巾を絞るようなものでこれ以上はムリ!
といった認識が一般でした。
人見さんは、常に常識にとらわれず、
・それは本当か?と疑う
・振り切る(徹底的に考え、やりきる)
ことを自分にも部下にも求めました。
当時のエンジンの圧縮比は、1/11が限界で、これを越えると非効率な燃焼が発
生し、かえって燃費を悪くすると言われていました。
人見さんはまずここを疑ったのです。
連日実験の日々。
批判の声も多くあったと思います。
その結果は。。。
なんと!
1/15にしても想像ほど非効率燃焼が起こらなかったのです。
人見さんと部下たちは寝食も忘れて、来る日も来る日も徹底的に改善を繰り返
しました。
そして。。。
誰もが
「ムリ!」
と言っていた、
脅威の燃費効率エンジンの開発を
ついに成功したのです!
これがテレビCMでもお馴染みの

Skyactiveエンジン

です。
  スクリーンショット 2015-03-05 20.44.25 (出典:http://www.atenza.mazda.co.jp/skyactiv/)   どうですか?感動しませんか?   なぜ、私たちは感動したのでしょうか?   この話は(乱暴に言ってしまえば)、   自動車メーカーのおじさん社員の話   に過ぎませんよね?   なのになぜ??   そう、 私たちは人見さんに  

共感

  したのです。   だから、感情を動かされた、 つまり感動したのです。  

共感を得ること。

それは人間関係を築くためにとてもとても大切なエッセンスの一つなのです。

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